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2000年3月号 その2
| トラックとトレーラー |
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夜、車で走ってたときのこと。
赤信号で止まるとやけにまぶしい。左右のサイドミラーから強烈な光が放たれている。後ろに止まったでっかいトラックのヘッドライトの光だった。
相手はでっかいトラックだから、小型車のこっちとしてみれば、どう見てもトラックの方が幅が広い。そのヘッドライトが両方のサイドミラーに反射して、はかったように運転席を襲っている。ちょうど後ろを見えるように調整しているので、そこからやってくる光が届くのは当然といえば当然。
信号が変わって走り出すと、急いで強烈な光から逃れる。
何日かしてからのこと。
赤信号で止まるとやけにまぶしい。左右のサイドミラーから強烈な光が放たれている。後ろに止まったでっかいトラックのヘッドライトの光だと思った。同じようなことが良く続く。
さらに悪いことに今度は渋滞している。
ここで考えた。良く聞く四駆のフォグランプのまぶしさ対策を実践してみようと思った。四駆のフォグランプはルームミラーに反射して運転席にやってくるので、ルームミラーを後ろに向ければそのまままぶしい車に戻っていく。そのうち四駆の運転手さんは
「あのー、まぶしいんでミラーの角度変えていただけませんか」
と言ってくる。そこですかさず、
「何の光だか分かりますか。どうすればまぶしくなくなるか分かりますね」
すると運転手さんはすごすごと戻って行ってフォグランプを消す・・・となる作戦。
さて実践と思ったのも束の間、どうやってもサイドミラーの光を後ろのトラックの運転手さんに届かせる術が浮かばない。運転台が高いので、自分の車に遮られてそこまでで終わってしまう。
あえなく作戦は失敗に終わった。
仕方なくサイドミラーをたたんでしのいでいた。そうでもしないと目を開けていられない。渋滞から逃れる術もない。
しばらくすると、2車線になって、まぶしい車が隣に並んだ。トラックだと思っていたけどトレーラーだった。
そしてよく見ると、トレーラーのヘッドライトは小型車のサイドミラーと同じように高さにある。これではまぶしいはずだ。以前はトラックもトレーラーももっと低い位置にヘッドライトがあったと思うんだが。
前のトラックにも今度のトレーラーにも「H」のマークが付いていた。
「H」さん、もう少し考えて設計しようね。
そして、運転手さん、前にちっちゃい車がいたらヘッドライト消してね。